大雄山西円寺は画僧「内藤香林」が住職を務める七百年の歴史を持つ古刹、観音霊場寺院です。
皆様のご参拝をお待ち申し上げております。



 この物語は、日本各地の寺院に祀られている観音様(観自在菩薩・観世音菩薩)の経典記録を
もとに西圓寺住職・内藤香林が口伝小説風に脚色編纂したものです。


ストーリー(概略)
チベット(中国/ホータン国)の第三王女であった妙善姫(観音様の俗名)は、裕福な王家に
お生まれになりました。ある日、父王の意にそぐわぬ懲らしめの罰として、花園修業に出され
ます。この時に初めて放浪の乞食僧に出会って、須弥山に白蓮を採りに行く仏道啓示を受けま
す。観音伝説では放浪の僧はじめ、時折主人公と関わりを持つ天上界に住む念燈仏(ブラフ
マン)が、その都度姿を変えて姫の修業を助けます。
ある日、妃に先立たれた父王が悲しみのあまりまともな判断ができなくなり、ことあるごとに
王命に背く実子・妙善姫を殺害するよう部下に命じます。しかし、側近大臣・阿那羅(アナー
ラ)からの、命がけの仏教保護と妙善姫容認の説得に応じ、姫の修業を容認し、国政の柱に仏
教思想を取り入れるようになります。


本格的に仏教の修業を許された妙善姫は、父王が再建した金光明寺の住職になるも、仏性を高
めた保赤と永蓮(後の文殊・普賢の両菩薩)を従えて、白蓮探索求道の旅に出ます。道中、布
教活動をしながら、幾多の試練を乗り越えて、ようやく須弥山にたどり着いて白蓮を得ますが、
そこには予期せぬ出来事が待ち受けていたのです。


須弥山で、観自在菩薩就任の印可を得て、再びに金光明寺に戻り、しばらく寺での布教活動を
行いますが、期の熟す啓示を受けて観自在菩薩に転生するために涅槃に入り昇天されます。


この観音伝説は般若心経の概念を取り入れた物語です。文中に出てくる人物や場面、仏教用語
等をその都度わかりやすい解説文を添付しています。仏教用語はなるべく現代語に直し、それ
でも読みにくい熟語等には全てルビがうってありますので、小説がお好きな方なら誰でも観音
ワールドに入れると思います。
本誌は当寺(大雄山西圓寺)や京都府宇治市の黄檗山万福寺(本山)の売店でもお求めになれ
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大雄山西円寺案内

近江湖北27名刹巡礼26番札所
本尊:聖観音菩薩
(米原市指定重要文化財)
宗旨・黄檗宗(禅宗)

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